まず「理念S1」はフィット系をベースにした4ドアセダンです。スタイルは



ご覧の通りというか、特にどうということはありません。しかし、そんなことよりも広州ホンダが何かをベースという条件付きながらついに独自で車を作ったということが大事なのではないでしょうか。
S1についてはプレスカンファレンスで写真を撮っただけなので、続報が入りましたら再度お伝えします。
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続いてサニーです。サニーはCセグメントとしては小さいサイズのセダンで、コンセプトを簡単に言うと「安くて広くて燃費がいい」です。


サイズは長く見える割に全長4426mm×全幅1696mmと日本にもジャストサイズ、なかなかカッコいいです
そんなコンセプトだけに、燃費はエンジン形式こそ今までのHR15で同じながら、エンジンや各部の大改良により中国の混合モードでリッター17.2km(CVT車)。価格は8万2800元から11万2800元(日本で約116万円から158万円)と非常にリーズナブルで、開発陣は「中国にこんな車はありません」と胸を張っていました。さらに新規のプラットホームを使っており、その恩恵か車重は中級グレードのCVTでティーダより約60kg軽い1069kgと車格の割には非常に軽量です。
しかしその反面、インテリアはかなり安っぽいです。

具体的にはダッシュボードがペッっとした感じで、マーチと非常によく似ています。価格コンシャスに走ったのでしょうか。その割にグレードによる差もあるかもしれませんが、タイヤはブリヂストンで、ブレーキは4輪ディスクでした。
日本への導入は未定とのことですが、おそらくティーダ後継として販売されそうです。もし日本でも販売されるなら、質感や「マーチと同じく海外生産かも」と考えたり、なかなか興味深い車です。
プレスデーを終えて、去年は1日目で粗方一回りは見終えていたのですが、今年は去年よりかなり早く行ったにも関わらず何故か全体の6割程度かしか見終わっていません。明日も気合を入れないとなりません。
以上、広州からのレポートでした。
そうした意味でもこのティーダラティオ後継の日産の新型小型セダン「サニー」の国内生産・国内販売を切望したい。何より、5ナンバー枠に悠々入るこのボディサイズが良い、重量1トン+と「小型セダンの王道」を貫く合理設計が斬新だ、車名は絶対に「サニー」でいち早く国内展開望む!
「期待してるぞ、日産首脳陣」!!