2010年09月01日

iQに待望のMTモデル&スポーティ仕様が登場!

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トヨタのiQに待望のMTモデルが設定されました。もともとはGAZOOプロジェクトの一環で100台限定で販売されたのが即完売。そして今回アイドルストップの組み合わされ、シリーズ中最高燃費23.5km/Lを謳って登場となりました。

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同時に追加されたのが、「→」と書いて「ゴー」と呼ぶスポーティ仕様。具体的にはまずエクステリアでは、専用フロントバンパーにフォグランプ、リアディフェーザーにシルバーのドアミラーなどのアクセントなどにより、ベースモデルとはひと味違った印象を醸し出しています。はっきり言ってiQ最大の欠点かもしれない「ブサイク」なエクステリアが、アストンのシグネットほどではないものの、少し新鮮味が出た印象。

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ここで、「あれ?目新しいけど、どこかで見た事あるような顔…」と思った方はご名答。実はこの「→(ゴー)」とフロントバンパーやリアディフェーザーは、アメリカでサイオンブランドとして販売されるiQのパーツの使いまわし。もっとも、選択肢を増やしてくれただけありがたい事なのかもしれません。

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メカニズム的に注目なのは、やはりMTの正規ラインナップ化。このご時世でMT追加は無条件で賛成です。またトヨタの燃費最重視セッティングでドライバビリティをひたすら犠牲にしていたCVTが、同じく1.3Lの「→」に疑似7速で任意にコントロールできるようになるマニュアルモードが追加されたのも朗報。

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他にも、「→」のレザーパッケージではレッド内装を選べたり、リアがディスクブレーキになったりと内容盛りだくさん。そしてGとG「→」の価格差は、なんと5万円!!これはお買い得!!…と判断してしまっては早計。一応「100G→」「130G→」のグレードを名乗るものの、実際は「オートエアコン」「スマートキー」「イモビライザー」という装備が削られており、実質的には廉価版の100X(1.3LモデルにXは設定なし)に準じた装備になっているところに注意しなければなりません。

このあたり、トヨタの商売上手というか、ずる賢さが表れているというか。特にエアコンに関しては、インテリアデザインを大きく変えてしまうので注意が必要です。iQのオートエアコンの操作系は卓越した使い勝手と集約性の良さを持つだけに、少し残念ではあります。ここを「せっかくのプレミアムコンパクトなのに」とネガティブに受け取るか、「少しでも価格を抑えようとしたんだな」とポジティブに受け取るか、で評価が分かれそうです。

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個人的にこのiQ、見た目は全く好みではありませんが、そのメカニズムの特異さと、実際乗ってみてトヨタらしからぬ(?)個性的な走りで、個人的にもとても気になる1台。先日改めて乗る機会を設けたのですが、ステアフィールの良さとサイズらしからぬどっしり感、そして見た目から想像できない実用性の高さなど、個性的な魅力を改めて認識。と同時に、ひたすらうるさく安っぽいエンジンと理解に苦しむCVTとのパワートレーンがこのクルマの魅力をブチ壊しにしている事も同時に改めて思い出されたので、今回の改良はイチ車好きとして大歓迎。装備の貧弱ささえ気にならなければ、1.3Lの「→」以外を買う理由は見当たらないでしょう。

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しかし、今回の「→」の設定理由である「若い男女をターゲットに」という文言の通り、クルマ自体ではなくこのクルマを売る側の人間の「iQ」の低さが気になるところ。自分のような今回のニュースで心躍らせた今時珍しいクルマオタク野郎は除いて、正直今回スポーティグレードやMTを設定したところで、ごく一般の若者が突然iQに興味が出始めるなんてまず有り得ません。こういったトヨタの裾野を広げようとする姿勢はクルマバカな若者の1人として実に嬉しくはあるのですが、実情はむしろ、もう少しお年を召した、走りを忘れられてないおじさん達に似合うクルマと言えるでしょう。

登場してはや数年経ちますが、このiQを果たしてエントリーで売っていくのか、プレミアムなセカンドカーとして魅力を高めていくのか、いまだ迷走続きの感が否めません。個性のある魅力のあふれる貴重な国産車であるからこそ、そのピントのズレが心配になるのです。せっかくのいいコンセプトが、結局はそのマーケティングのズレで、後々放置されて消え失せていってしまうのでは…トヨタでこのような光景を何度見た事でしょう。



そして今、改めて登場直後と同じ心境を抱きます。


なぜ、これをレクサスブランドで売らなかったのか」、と。



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フト周りを見れば、奇しくもフィアット500が、「アバルト以外で」待望のMTラインナップを用意。アルミやスポイラーでお化粧して、同じアイドルストップ付で1.2L、お値段208万円。燃費数値や取り回し性能など大きな差はありますが、おそらくユーザー層は限りなく近いところにあるように思えます。こういったクルマとキチッと勝負できるようになって欲しいという願いを込めて、今回のレポートとしたいと思います。



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速報!
マツダが新しい4ドアスポーツのコンセプトカー「インフィニティエッセンス」……というのは冗談で、「SHINARI(シナリ)」を、イタリア・ミラノで公開。

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かつてセンティアやミレーニアを彷彿とさせる、アッパーミドルサルーン市場にマツダ参入?流行りの「4ドアクーペ」とするなら、現代版MS−8か、はたまた大きく生まれ変わったペルソナか?それともこれは、次期RX−8の予告版なのか!?

…と妄想し始めたら止まりませんが、これからのマツダを担う重要な1台になっていくのかもしれません。

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そこで、欧州では残念ながら販売が終了してしまった、日本が誇る孤高のロータリースポーツ、RX−8を1日お借りして試乗してきました。身銭を切って体感した、そのエコに真っ向から逆風を受けるこの4ドアスポーツに乗って、22歳が思うこれからのマツダのスポーツカーについての想いを、今後のレポートのどこかで紹介していきたいと思います。




久々の更新となった事で、叱咤激励含めまして、コメント頂いた皆様、ありがとうございました。東京ではなく大阪に1人で住み、身近で発表会に参加したり広報車を借りるというような事は到底頻繁にできませんので、ネタ集めに関して、最近正直厳しいものがありましたが、それは全て自分自身の現状の環境への言い訳です。どこまでやれるかは分かりませんが、学生の分際で出来る範囲でまた精進して参りたいと思いますので、これからもしばしお付き合い頂ければありがたいと存じます。この場をお借りして改めてではありますが、またよろしくお願い致します。


posted by 親方 at 22:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 岩田和馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メーカーに媚びない本音のレポート、楽しく拝見させていただきました。師匠が厳しい人だからこの内容でもきっと注文がでるのでは・・とは思いますが、私個人としては普通に雑誌の記事として読んでも支障のないレベルのものでした。

>ネタ集めに関して、最近正直厳しいものが
自動車評論家を目指すから、自動車の紹介記事ばかり書く必要はないのではないでしょうか。自動車にまつわる税金の話や警察の取り締まり、道路のありかたやドライバーのマナー、自動車用品お買い得情報にはてはオネーチャンにモテル自動車など、視点を広げて記事を書いてみたらいかがでしょう。
Posted by 矢野 at 2010年09月06日 20:09
IQとフィアット500、残念ながらフィアット500の方が500倍カッコ良く見えます。
なんでトヨタはIQなんて残念な車を
作ってしまったのでしょうか。
Posted by kojima at 2010年09月08日 00:00
矢野さん>

ありがとうございます。そう言って頂けると大変嬉しいです。

そうですね、あくまで試乗インプレッションにこだわりすぎていたかもしれません。もう少し柔軟性を持って、取り組んでいければ…と思います。またコメントよろしくお願いします。

kojimaさん>
確かに、500倍くらいでも妥当な数字でしょうね。笑

しかしiQとフィアット500は「FFコンパクトの革命レイアウト」と「かつての名車の焼き写し復刻版」という大きな違いがあります。見た目は残念ですが、その中身と志は今一度評価すべき1台だと思います。
Posted by 岩田 at 2010年09月08日 01:26
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