2010年02月25日

ベンツEクラスディーゼル&ステーションワゴンが発売されました

昨日はベンツEクラスのディーゼル車「E350ブルーテック」とステーションワゴンの発表会がありました。まずディーゼル車です。

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先代Eクラスのディーゼルは、日本でディーゼル車が持たれがちだった「臭い、汚い、遅い」に代表される悪いイメージを覆したという意味では画期的なモデルでした。新型は3リッターV6ターボで最高出力211馬力、最大トルク55.1kg・mのパワー面と7速ATとの組み合わせなる点は先代とさほど変わりないものの、排ガス規制がこれから日本で売るディーゼル車に不可欠なエクストレイル20GTと同じガソリン車と同等の厳しさとなるポスト新長期規制に対応となりました。日本では2例目、AT車としては初めてのクリーンディーゼルとなります。先代の初期モデルは輸入車特例により平成15年規制で販売され始め、途中で平成17年規制(こちらも輸入車特例)に対応となりましたが、新型は特例など関係なくポスト新長期規制をクリアしています。日本のポスト新長期規制クリアということで、日本仕様と同等の内容でポスト新長期規制とほぼ同じレベルのヨーロッパのユーロY(2014年9月施行予定)とアメリカのTear2Bin5にも対応しています。

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ガソリン車と区別がつかないエンジンルーム、3リッターガソリンV6とディーゼルの車全体の重量差はセダンで200kg!

ポスト新長期規制クリアの主な技術的要因はベンツが「ブルーテック」と呼んでいる、排ガスに尿素水を噴射し、NOxの排出を大幅に削減したことによります。このシステムは日本車でも日産ディーゼルや三菱ふそうが大型トラックに使っており、それほど珍しいわけではありませんが、こういう車を出した事実は高く評価すべきだと思います。

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E350ブルーテックの排気システム

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見るからにコストが掛かりそうな補機類

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タービンも実物は写真で見るより大きいです

乗用車ではあまり馴染みのない尿素水について触れておくと、消費量は1000kmあたり約1リッター、価格はベンツ純正の主に携帯用として使う1リッターが1120円、量り売りの10リッターで1960円。入手場所はベンツディーラーはもちろん、トラックでも使っていますから全国のトラックステーションや一部のガソリンスタンド、三菱ふそうと日産ディーゼルのサービス工場も含めれば全国で2000か所近くあることになります。ちなみにトラックステーションやガソリンスタンドだと、ベンツディーラーより若干安いようです。

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尿素水のタンクは本来スペアタイヤがあるスペースに

ちょっと気になる尿素水が空になってしまった場合どうなるか?という点に関しては、空になるとエンジンが掛からなくなるそうです。ちょっと怖い話ですが、尿素水が少なくなってくるとメーター内に警告が出るとのことですから、警告を無視せず補充すれば問題ないでしょう。

もちろん燃費は10・15モードでセダン/13.2km(1910kg)、ステーションワゴン/13.4km(1960kg)と車重が重いステーションワゴンの方がいいという不思議な状況なのは別として、良好です。ランニングコストを計算してもセダンの300E(10・15モード燃費が9.6km)の実用燃費をリッター10km、ディーゼルを13kmとすると尿素水のコストを含んでも1万kmあたり5万2000円ディーゼルが安く済む計算です。

購入時のイニシャルコストも絶妙で、セダンの場合でほぼ同等の装備でE300の730万円に対し、E350ブルーテックで798万と68万円差ですから14万kmでペイ出来るとも考えられますし、5.5リッター級の55kg・mの最大トルクを生かした速さの価値を仮に20万円と見れば10万kmで元は取れるともいえます。

さらにE350ブルーテックはクリーンディーゼルですから、取得税と重量税が免税になるエコカー減税と10万円か13年落ち以上の車を廃車にした場合に出る25万円の新車購入補助金も対象です。残念ながらエコカー減税も新車購入補助金も対象にならないE300セダンと比較すると、今なら購入する時点で差額はエコカー減税と新車購入補助金を10万円(合計約53万円)としても差し引きで15万円、13年落ち以上の車を廃車にすれば差額なしとなってしまいます。ここまでの支援金が出るのを根本から考えれば「ベンツが高い車だから」という結論にまとまるにせよ、この買い得感や商品性の高さにはビックリしてしまいます。

ここまでの支援があると「V6のEクラスを買う人はみんなディーゼルを選んでしまいそう」とまで思ってしまいますが、Eクラスに全体おけるE350ブルーテックの販売比率をインポーターでは3割くらいと見ているそうです。なお、今後のディーゼル車に導入については未定とのコメントでした。

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インテリアはタコメーター以外違いなし
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続いてステーションワゴンです。

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ステーションワゴンユーザーにとっては憧れのEクラスステーションワゴンですが、ハード面で目立つのはセルフレベリングも兼ねたエアサスになることくらいです。

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相変わらず荷物を積むのを躊躇してしまうほど立派で広いラゲッジスペース、電動テールゲートも装備

ラインナップもセダンと同等で大まかに言うと1.8リッターターボのE250CGI、E300、E350ブルーテック、E350、E350 4MATIC、E550、E63AMGと豊富で、価格帯は669万円から1530万円となります。

サイズが全長4900mm、全幅1855mmと日本ではちょっと大きい以外、文句のないステーションワゴンとなるのではないでしょうか。


posted by 親方 at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 永田恵一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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