・TURUNZA EL400 RFT(第3世代のランフラットタイヤ)
北米で販売されるトヨタのミニバン「シエナ」に純正装着されるランフラットタイヤです。このランフラットタイヤは第3世代のもので、サイドウォールの硬さを第2世代の半分程度まで柔らかくすることが可能になり、乗り心地の悪化を防いでいます。

・ポテンザS001

スポーツ系の車の純正タイヤにも数多く使われているポテンザRE050の後継タイヤです。このタイヤの特徴はウェット性能やグリップといった性能を向上させながら、転がり抵抗を6%低減させていること。実用タイヤなら当たり前ですが、スポーツタイヤで転がり抵抗低減という言葉を聞くところが凄いです。ブリヂストンではリプレイスの乗用車用サマータイヤを2014年までにすべてエコ対応商品にする方針としており、やがてはポテンザRE11の後継スポーツタイヤもエコ対応商品になりそうです。考えてみれば、スポーツタイヤで転がり抵抗を少なくするというのも加速が良くなることに繋がるでしょうから、ラップタイムの向上や耐久レースなら燃費で得をして有利になることも予想できます。技術的には大きな入力が掛かるスポーツタイヤだけに、当たり前ながら普通のタイヤよりエコに振ることは難しいそうですが、燃費のいいスポーツタイヤの登場も期待したいところです。
・エコピアR680
エコピアブランドのバン・小型トラック用タイヤです。転がり抵抗が20%も低減しています。ラリーのレッキ用にも定番です。


大型トラックの再生タイヤ

タイヤで培った技術を応用した太陽光パネルの接着フィルムと電子ペーパー
と、ブリヂストンは技術の宝庫です。これらの技術を見ていると、安いアジアのタイヤが今以上に増えてコスト的に不利でも、内容の良さでアジア勢に質の良さで優位な勝負をするに違いありません。あと欲しいのは、売れないのは承知ですがドライビングの練習用に気軽に使える昔のグリッドシリーズ的なセカンドグレードのスポーツタイヤくらいでしょうか。