価格はCVTと同じ119万7000円で、「今時はMTとCVTで値段が同じなのかい」とも思う反面、フル装備で当たり前ながら保証が付いて、5年くらいはたいてい壊れず、しかも今の車の高い安全性を持った新車のMT車がこの値段で買えるのは安いです。安いスポーツモデルの中古車は、車の性格もあってトヨタ車のように耐久性が強い車でもないとやっぱり壊れることが多くて、走る前の修理代や初期化にお金がかかるケースが多いですからね。そんなケースを経験した人はたいてい「新車はもちろん買う時に大きなお金がいるけど、長い目で見たら安いよね」と言います。
コンパクトカーのベースグレードというか、130万円以下で買えるMT車は現在マーチ、デミオ、コルト、スイフト(110万7750円!)にも用意されています。地味にコルトは全日本ラリーのスーパー1500クラス用という狙いもあるのか、1.5リッターというオマケ付きです。
走れる車というとどうしても下のクラスでもスイフトスポーツのような車に目が行ってしまいますが、本来はそういった車ではないにせよ、こういった車ももっと注目すべきなのではないかと思います。
自身、MTの楽しさが忘れられずに、先日嫁が主に使う車を強引に買い換えてしまいました。予算や維持費の都合で、とにかく安い車を探してたどり着いたのが、モデル末期の特別仕様車「アルト30周年記念モデル」でした。乗っていたK11マーチが9月で13年超になるのを待って契約、10月頭に納車。乗ってみると、これが予想以上に楽しい!嫁には苦労もかけて申し訳ないのですが。今後は、他車流用のパーツ(ワゴンRなど)などを使って車いぢりも楽しんでいこうかと。運転の楽しさは、軽自動車でも十分味わえるのを実感致しました。新型が出てしまいましたが、お値段を考えると満足しております。補助金差し引くと、総額おわ万円でしたから。
ちなみに自身の普段の足には、初代フィットの1300CVTに乗っており、初代ならでわの「硬い足」を好んで楽しんでおります。こんな楽しい足の車って他にないのでは(笑)
今後も車好きの視点からの記事を楽しみにしております。
元ラリーストおやじより。