輸入車(乗用車)は1万2891台の販売で、前年同月比は87.1%と前年同月比割れしているものの着実に減少幅は少なくなっています。ブランド別ベスト10はVW、BMW、ベンツ、アウディ、トヨタ、BMWミニ、スズキ、フィアット、ポルシェ、ボルボという順。ランキングベスト10で目立つのは、好調組がアウディ/1025台(105.6%)とフィアット/487台(218.4%)。アウディの好調は最近耳タコですが、フィアットは500のバリエーション充実の効果なのでしょうか。ちなみにベスト10圏外ですが、アルファロメオもミトを投入したおかげなのか223台(119.9%)となっており、日本におけるラテンの車の販売はフランス車よりイタリア車の方が優勢になりつつあるようです。不調に見えるのがベンツ/1964台(75.6%)で、「Eクラスが新型になったの」にという感じです。まあEクラスに関しては右ハンドル仕様の準備が遅れていたという話もあるので、今後盛り返す可能性は十分ありそうです。
新車の販売が回復しているのは喜ばしいことですが、この好調はエコカー減税や購入補助金の影響が大きいわけで、そうなると心配なのは優遇がなくなったときです。もちろん今年を乗り切らないとその先は絶対ないですから、今が当然一番大事なのは当然です。そんなことを考えていると、補助金の終了する頃には景気が回復して今くらいの販売はキープしてほしいなと思ってしまいました。