2009年05月27日

プリウス試乗記 L

2台目の試乗車は個人的に注目していた燃費、価格スペシャルのLです。試乗車自体があるのか?とも思っていましたが、それなりに数多く用意されており、メディア対抗のエコラン大会などがあったらLの争奪戦となりそうです。

priusL.jpg
外見からの安っぽさは感じられず

そのLですが、価格スペシャルという面もあり安っぽさを指摘されるケースも多いものの、個人的には改めて見てもコンソールボックスのふたが樹脂製(L以外はシート地に準じます)になる点以外チープな感じはありません。むしろプリウスのインテリア全体の問題として感じたのは、インテリアカラーとメーター内に移動したエネルギーモニターの視認性、センターコンソールの形状です。インテリアカラーはLのミディアムグレーだと暗く、どうも垢ぬけません。アクアという方を選べば大分明るい雰囲気になるのでそれで済むといえば済む問題ですが、先代にあったアイボリーというかベージュを復活させてもいいのではないでしょうか。

priusLinterier.jpg
センターコンソールの形状にも注目してください

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樹脂なら樹脂で、もうちょっといい樹脂を使って欲しかった感も

エネルギーモニターの方はまず先代より場所が遠くなった上に小さくなっているので、絶対的な大きさという面で確認しにくくなりました。またメーター内に配置するようになったせいで色の制約も多かったのか、バッテリー残量の色が先代と通常量/紫、満タンのセグメントが1つ欠けた満腹状態(全セグメントが埋まるケースは多分ありません)/黄緑に近い緑と分かりやすかったのに対し、新型は残量に関係なくデジタルメーターの緑色のみ。さらにエネルギーモニター内で、エンジンを使っている場合(エンジン駆動、エンジン動力でのジェネレーターを使った発電)の赤い矢印が昼間はもちろん、ライトを付けてメーター内の文字色が暗くなる状態だと特に見ずらいです。まあ、エネルギーモニター自体そこまで重要なものか?とか、そこまで頻繁に見る方が危ない、モニター内に移動したおかげで市販品やディーラーオプションのナビも付くようになった大きなプラス面でもあるので、ここまでこだわる必要があるのかというのも分かります。しかし、プリウスユーザーやハイブリッドユーザーだとエネルギーモニターと睨めっこしながら、燃費向上やハイブリッドシステムの動きを楽しんでいる人も大勢いると思うので、ぜひ視認性の改善を望みたいところです。

priusmetter.jpg
勝手なようですが、ナビ画面からメーター内に移動してしまうとナビ画面時代の良さを感じるエネルギーモニター

アーチ型のセンターコンソールは、初代と2代目で狭いところに停めて片側のドアしか開けられないときでも横方向のウォークスルーが出来なくなった点が不満です。人によって感じ方は相当違うのでしょうけど、何気に便利な機能でした。さらに困るのが、まだ普通のフロアシフトなら跨ぐこともできますが、アーチ型ではそれも不可能です。そのアーチ型コンソールの部分に何か機能部品が入っているとか機能的な意味を持つものなら納得もできるのですが、そういう問題でもなさそうです。コストダウンのためにオーリスと共通になった、そうするしかなかったというのなら仕方ないといえば仕方ないのですが。今までプリウスに乗っていた人だと、もしかすると一番不満を感じることかもしれません。

話を走りに戻すと、意外にもこのLグレードがラインナップ中で一番速いプリウスに感じました。大きな要因はおそらく車重なのでしょうけど、Lの車重は1310kg。そこの試乗車はメーカーオプションのナビの設定はないのでディーラーオプションのナビが付いて、1320kgというところ。さらにタイヤも185幅と細さで転がり抵抗の有利さを持つのに加え、銘柄も省エネ性能では定評あるグッドイヤーGT3。G“ツーリングパッケージ”レザーセレクションより70kgも軽くて、転がり抵抗も少なかったら速くて当然です。燃費でもかなり有利なのではないでしょうか。

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燃費番長ながらその他の性能もちゃんと確保されているグッドイヤーGT3

ハンドリングや乗り心地は先代プリウスとそっくりです。似たセッティングや同じタイヤだからというのは分かるとしても、プラットホームまで変わってそっくりというのもちょっと寂しい気もしますが。

と運転する楽しさとか質感といった部分では光る部分のないLですが、プリウスという車の性格を考えるとエコノミーかつ究極のエコロジープリウスとなるこのグレードの存在意義はそれなりにあると感じます。燃費スペシャル、価格スペシャルはその通りですが、他グレードとの装備差や差額、オプション選択の制限に納得できれば買っていいグレードだと思います。ちなみにLのメーカー側の販売比率の想定は10%から20%で、初期受注もそのくらいの割合になっているそうです。
posted by 親方 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 弟子永田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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