2009年05月21日

新型レガシィが発表されました 2

プラットホームは現行インプレッサから採用されたSIシャシーで、特にエクシーガとの関係が強いもの(ホイールベースもエクシーガと同じ、サスペンション形式はフロント/ストラット、リア/ダブルウィッシュボーン)となります。

新型レガシィではエンジンマウントがボディにエンジンに直接載せる構造から、ミッションの横にある小さなフレームのところにエンジンマウント置かれる「クレードル構造マウント」に変更されました。メリットとしては振動・騒音の低減、サスペンション剛性の向上などがあり、実際の効果が非常に楽しみです。

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またフォレスター、エクシーガではNA車のみに使われていた電動パワステが、新型レガシィからターボ車にも採用されました。

ショックアブソーバーは標準タイプとレガシィのスポーツモデルではトレードマークになっているビルシュタインがNA、ターボの両方に用意されます(ツーリングワゴン、B4)。ユーザーの選択肢が広がったという点では歓迎できることだと思います。

エンジンは今まで主力だった2リッターが廃止され、2.5リッターNAフラット4(全ボディタイプ)、2.5リッターターボフラット4(ツーリングワゴン、B4)、3.6リッターフラット6(アウトバック)という3種類。全車に燃費重視のインテリジェント、スポーツ、スポーツシャープの3種類のモードを持つSIドライブが装備されます。

それぞれ細かく見ていくと、主力となると予想される2.5リッターNAは最高出力で170馬力と7馬力下がっていますが、その分中低速重視トルクとなっており乗りやすさは格段に向上している模様。10・15モード燃費も14.0km/l(先代2.5iより1km向上、2.0iと同等)と優秀です。

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2.5リッターNA

2.5リッターターボは285馬力とスペック的には5馬力増しとそれほど変わりませんが、2000回転から5600回転まで最大トルクを発生する広いトルクバンドが魅力。またクレーゾル構造のエンジンマウントの採用でタービンをエキゾーストマニホールドの近くに置くことが可能になり、レスポンスや触媒の効率向上が図られているところも見逃せないポイントです。

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2.5リッターターボ

フラット6は今までの3リッターから一気に3.6リッターに排気量アップ(260馬力)。正直3.6リッターまで排気量が大きくなってしまうと「日本で買う人がいるのか?」という気もしてしまいますが、3リッター時代のフラット6がATとの組み合わせだと排気量の割にトルク不足を感じる面もあったことを考えると、意味のある変更には思えます。なお、このエンジンは3リッターを超えるエンジンにしては珍しくレギュラーガソリン指定となります。

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3.6リッターNA

トランスミッションは2.5リッターNAに「リニアトロニック」と呼ばれるCVTが採用された点がトピックス。このCVT(スバル内製)は一般的な金属ベルト駆動ではなく、許容トルクと伝達効率に優れるチェーン駆動を採用。燃費向上にも大きく貢献しています。
許容トルクに関してはターボ車や3.6リッターフラット6にも対応できるそうです。また他のスバル車への展開に関しては許容トルクが大きい分、1.5リッターフラット4などには重さなどのデメリットの方が大きいため、2リッター以上でという方針のようです。

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2.5リッターターボと3.6リッターには今までと同じ5速ATとの組み合わせ。なお全車パドルシフト付き(CVTは6速マニュアルモード)となります。

2.5リッターターボの一部グレードに用意される6速MTはシフトチェンジの形式がロッドからケーブルに変わった点が目立っていますが(シフトフィールはエクストレイルディーゼルのような軽い感じ)、意外にもインプレッサWRXとは別の新設計のものとなります。この6速MTは輸出向けのフォレスターのディーゼルにも使われており、モータースポーツも視野に入れたインプレッサ用では強度や重量などが一般的な使われ方にはオーバークオリティということで、新しい6速MTの投入となったようです。インプレッサやフォレスターのMT車への展開も期待したいところです。

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重量は5速MTの5kg増し、インプレッサWRXの6速MTに比べると25kgも軽量!

4WDシステム(全車4WD)は、2.5リッターNAにアクティブスプリットタイプ(基本トルク配分はフロント9:リア1程度、前輪の空転に応じてフロント50:リア50まで変動)、2.5リッターターボと3.6リッターがVTD(基本トルク配分はフロント45:リア55)、6速MTがビスカスLSD付きセンターデフタイプ(基本トルク配分前後50:50)となります。

価格は、オーディオ以外VDCまで付くB4の2.5iで220万5000円から(ツーリングワゴンは15万円高)。バリエーションとしては全ボディにHIDライト、パワーシートなど追加されるLパッケージ、ツーリングワゴンとB4に18インチホイール、ビルシュタインダンパーなどが装備されるSパッケージなどが用意されます。

先代2.5iに近い装備内容となる2.5i Lパッケージ(B4で252万円)で見ると、価格はほぼ据え置きという感じですから内容に対する価格競争力は非常に高いと思います。ただ1つ心配なのは、レガシィの属するミドルクラスのセダン、ワゴン自体がもうあまり売れないジャンルとなっていることでしょうか。もっとも、その点に関してはスバルも想定済みなのか先代、先々代が6000台の月間販売目標台数だったのに比べると控えめな3000台の計画です。

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posted by 親方 at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 弟子永田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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