2008年12月02日

新型フェアレディZが発表されました その2

機能面は先代と同じくスカイラインクーペと兄弟関係のようになっています。といってもスカイラインクーペより全長が400mmも短い(ホイールベースは300mm短縮)こともあり、ガソリンタンクがスカイラインクーペの80リッターからZは72リッターに変更されているのを代表に後ろ側を中心にかなり作り変えられているそうです。


まずボディから見ていくと軽量化が目立ちます。軽量化という少し違うのかもしれませんが、新型Zで今までの技術でボディ剛性を上げ、装備品の追加などを行っていくと100kgくらい重くなる計算とのこと。しかし、新型Zでは先代ではボンネットだけだったアルミの採用をドアやリアゲートへの拡大採用、細かな部品の見直しなどで先代並みの1500kg前後に抑えてきました。これはとても立派なことなのではないでしょうか。


足回りはフロント/ダブルウィッシュボーン、リア/マルチリンクでスカイラインクーペと同じ形状です。現代の名工にも選ばれたテストドライバーの加藤氏(CMにも出演)が開発を担当しているだけに、スカイラインクーペと違った方向性でハンドリングや乗り心地はきっと素晴らしいものに仕上がっているに違いありません。なおタイヤサイズは標準系でフロント225/50R18、リア245/45R18、スポーツ系になるとフロント245/40R19、リア275/35R19と強烈です。そういえばスカイラインクーペに用意される4WAS(4輪操舵)は設定されません。

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19インチ仕様は曙製対抗ブレーキキャリパーも装備

エンジンもスカイラインクーペと同じスロットルバルブレスで出力制御をおこなうVVEL付きの3.7リッターV6、VQ37VHR型で最高出力はスカイラインクーペより3馬力多い336馬力です。

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リアのタワーバーの代わりというわけではないのでしょうけど、エンジンルームには太くバルクヘッドまでつなぐタワーバーが

新型Zで最も大きなトピックスはトランスミッションです。まずMTは今までと同じ6速MTですが、MTのシフトダウンのときに必要なブリッピング(空吹かし)を車側でやってくれる「MTシンクロレブコントロール」がスポーツ系に付きます。

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シフトフィール自体も改良された6速MT

このシステムを雑誌のスクープ記事で知った時には「そんなものがあるのか」と非常に驚きましたが(私はダブルクラッチしながらヒール&トゥをやって自己満足しているような古風な人です)、話を聞くと前出の加藤氏が試作車に乗って行って何分も戻らず、帰ってくると「俺の20年を返せ」と言うほど正確で凄いシステムだそうです。

システム的にはクラッチを切って次に入れるギアを選んだところで空吹かしをするもので(4速から2速のような飛ばしダウンにも対応)、普通の人だとうまくギアは入るとしても吹かし過ぎで若干加速気味になるところを理想的な必要最低限の空吹かし量で済ませてくれるとのこと。個人差のあるクラッチのつなぎ方への対応までは分かりませんが、どんなものか非常に興味深いメカニズムです。なお「自分の好きなようにやらせてくれ〜」という人にはオフスイッチも用意され、ドライバー側で空吹かしをした際にはそちらを優先する設定になっているそうです。

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MTシンクロレブコントロール付きのグレードにはシフトインジゲーターも付く

ATもトヨタの6速や8速に比べると見劣りする感じのあった5速から(そういえば世界初の5速ATは日産でした)7速になりました。日産としても「後発なのだからその分アドバンテージを」という気持ちは強いようで、世界一MTライクなダイレクト感を目指した力作。もちろんパドルシフトやATの方が元祖だった「シンクロレブコントロール」も付きます。ちなみに10・15モード燃費はAT、MTとも9.8km/l(主要グレード)と変わりませんが、これはATのファイナル、トップギヤともMTよりハイギヤードで巡航燃費が得になるせいではないでしょうか。

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日産FR車に広く採用されるであろうこちら完成度も楽しみ
posted by 親方 at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 弟子永田 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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