エンジン、トランスミッションは日産の小型車では主力になっている1.5リッターのHR型とCVTの組み合わせで、こちらも暖気の短縮など細かい改良が施されています(10・15モード燃費19.2km/l、JC08モード燃費17.4km/l)。
4WDも今までと同じリアをモーターで駆動するe・4WDですが、モーターの出力が向上し、さらにトランスミッションは今までの4速ATからe・4WD用ではおそらく初めてとなるCVTに変更されました。
ちなみにキューブは今回から欧米にも輸出されますが、ふと「アメリカはともかく、ヨーロッパはマニュアルが主流。だとしたらマニュアルも昔のタクシーとか1BOXカーみたいなコラムのマニュアルなの??? 今時ちょっとカッコイイかも」という疑問が浮かびます。伺ってみると「輸出仕様は全車フロアシフトです」。コラムのMTは慣れが必要ですし普通に使えるのはいいですが、コラムだからこそキューブの良さもあるわけでちょっと寂しい部分もあります。
アメリカ仕様は1.8リッター+CVT、フロアシフトのインパネを使ってマニュアル換装なんて人が出てきたりして?
さらに輸出向けはバックドアの開く方向や左右非対称になっているCピラーの形状も反転されるそうです。
ちょっと気になるのが車重です。先代の1.5リッターは大まかに1100kgでしたが、新型は1170kgから1210kg(FF車)と結構重くなっています。だいたいキューブキュービックのような重さです。重くなった要因は確認できていませんが、最近のホンダ車はモデルチェンジしても車重が変わらないケースをよく見るのでちょっと見劣りするかなとは思います。
グレード体系は下から15S/144万9000円、15X/153万3000円、15X/170万1000円、大型サンルーフや16インチアルミ、カーテンエアバッグ等の付く199万1000円(e・4WDは23万8350円高)となります。同じ1.5リッターのコンパクトカーで比較すれば、ラクティス(サイド&カーテンエアバッグ付き)やフィットが155万円くらいするのですから、結構頑張っているように感じます。
なお7人乗りのキューブキュービックはモデルチェンジで廃止になり、復活も未定の模様。しかしフリードの大ヒットやトヨタからも12月に
パッソのストレッチ版となるミニバンが登場することや、「3列目は使い物にならない」と言われているキューブキュービックも、ユーザーからは「シートとして使わなくても広いトランクとして使える」、「3列目に子供一人で座らせると自分の部屋のように思えて喜んでる」など意外に好評です。といったことを考えるとダウンサイジングも追い風になって大きくなりそうなマーケットでもありますし、何も追加されない方が不自然な気すらします。
実車確認しただけですが、新型キューブはコンサバながらも不思議に魅力的に見える車で、形が先代と似ているという不利を広告などで「フルモデルチェンジしました!」とうまくアピールできれば、お客さんをディーラーに呼べるパワーのある車のように思います。月間販売目標台数の4200台は長い期間クリアできるのではないでしょうか。
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