今回の自民党総裁選を見ていて感じたのだけれど、かつてこんなに霞ヶ関の役人を悪役に仕立てた状況は無かったと思う。小池百合子さんなど「霞ヶ関をぶっ壊す」とまで言ってます。「団塊の世代」という概念を打ち出した堺屋太一さんも、政治家と役人の激突が始まることを指摘している。
かくいう堺屋さん自身、東大を出て通産省に入ったバリバリのエリート役人。本流に乗って立身出世したなら、今頃、評論家として名をなさなくても3回くらい天下りして左ウチワの日々を送っていたことだろう。とにかく高級役人になったら、失敗さえしなければ一生安泰。仲間を大事にしてれば足を引っ張られることもない。
逆に考えると、それだけ役人のカベは高くてブ厚い。大臣が資料を出せと言っても出さない。メディアに攻撃されたって知らぬ存ぜぬの繰り返し。たまに辞職する役人が出てくるけれど、おそらく家族から「もう辞めなさい」と勧告されたのだろう。メディアに顔と名前出たら、確かに役人仲間以外との付き合いなど出来なくなるだろう。
そんな身内を持つと、子供や孫だっていじめられる可能性大。もしかしたらメディアは唯一役人に影響を与える存在かもしれない。こうなれば政治家の皆さんもぜひメディアを味方に付け、共同で役人達と戦ったらいいだろう。悪代官みたいな老齢議員と対照的に、若い世代の政治家は清潔感がある。人柄だって決して悪くありません。
財政破綻する前に次の体制を作り始めなければならない。そしたらソフトランディング出来る。次の選挙で金まみれの老齢議員にお引き取りを願い、不要な役人のリストアップも行う。で、良い議員や、まだ腐っていない役人のネットワークをキッチリ構築する、というのが現在出来る最良の策だと思う。
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2008年09月23日
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