汚染米騒動を見ると、我が国が抱えている本質的な問題にブチ当たる。考えて欲しい。農水省の役人がやったことは、単に「汚染米を流失させたこと」じゃないのだ。調べれば調べるほど、日本の農政のデタラメぶりに怒りを覚える。まず一つ目に「なんで事故米を買ったのか」ということ。
汚染されていた米は「ミニマムアクセス」と呼ばれ、強制的に輸入が義務づけられたモノ。今年は77万トンを輸入しなければならない。我が国の食用米の需要は830万トンだから、10%近くにもなる。日本の米だって減反をしなければならないほど余っているところへ、さらに米を輸入しているのだった。
したがって基本的に「どうやって処理したらいいのか困る米」なのだ。というか「国際公約のためイヤイヤ買わされている」ワケ。だから緊張感も無いのだろう。汚染米や腐っている米が入っていても、返品することもなくそのまま引き取っている。国民から預かった税金を大切に使うという気持ちなど皆無。
汚染米の管理体制に至っちゃ報道されている通りで「在庫を処理してくれるなら多少のことにゃ目をつぶる」という無責任ぶりだ。太田大臣は「汚染濃度低いためじたばたしない」とコメントとしていたけれど、私らの代表である議員に期待するのは役人の管理である。どうして徹底的に調査を責任を取らせようとしないのだろうか?
どこの省庁の問題にも共通することながら、国民は役人に責任を取らせることができない。行政訴訟という手はあるものの、時間やお金ばかり掛かる割に実効性薄い。唯一の方法である政治家によるコントロールも期待できないとなればお手上げ。それだけ官僚システムは強力だということです。
財政破綻し、国の体制が大きく変わるまでは、デタラメ役人やデタラメな裁判官の言うなりになるしかない、というのだから腹立たしい限りだ。
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2008年09月19日
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まあ国が負け続ければめぐりめぐって国民負担というのが辛いところですけどね。
農薬の基準を馬鹿みたいに厳しくした農政の失策。あの程度の米、個人間ではいくらでも流通してますし、昔は何の問題も無く流通してました。
醤油一滴たらしたコーヒーの方が危険です、被害が無かったのもそんな理由から。
役人やマスコミを見てるとレベルの低さに悲しくなります。
(維新どころか、聖徳太子の時代からといってもいいでしょう)
生来優秀な頭脳をもって、東大から高級官僚になった彼らをして、一日12時間所属省庁の権益拡大と天下り先の確保に腐心させ続ければ、金剛盤石の官僚帝国の出来上がりです。しかも彼らには『学閥』という職場と階級を超えた縦と横との連帯意識が存在しているわけです。
国民の負託に応えるべき、衆参議員にしても所詮は一匹狼、鵜集霧散一寸先は闇の政界です・・・気鋭の政治家が徒手空拳で官僚の牙城に殴り込みをかけたところで、大臣室でつんぼ桟敷に置かれること請け合いです。
これではもはや選挙で議員を選んでも、意味がありません。各省庁の課長級以上の職責者を国民の詮議に掛けなくてはなりません。
但、日本の官僚制度が根本的な悪であるというわけではありません。実際、日本国にプラスに貢献していたことも否定しませんが、
切迫した世情不安を解消し、国際競争を生き抜くためにはそのあたりを改革できなければこの国の斜陽は明々白々です。