2008年09月18日

社会貢献は難しい

社会貢献の悪いお手本が日本の『ODA』(政府開発援助)である。かつては世界一の予算を投入していたものの(今は5位)、援助した国から喜ばれるどころか「何てことをしてくれたんだ!」と批判されることも珍しくないという素晴らしいお金の使い方をした。

例えば水不足で困っている国があったとしよう。どういった検討をしたのか不明ながら外務省は巨大なダム作りや、水路を建設してしまう。何のことはない。困っている人達を立ち退かせて、そこを水没させるようなものまでやった。大きな水路を造った結果、多数の井戸を枯らすなんてことも。

これじゃ誰も「ありがとう」と言ってくれない。少ない予算でいいから、毎年井戸を100本づつ掘ってあげた方が日本の評価が上がるというもの。企業も同じ。トヨタの社会貢献予算ときたら、驚くほど大きい。なのに「トヨタありがとう!」を見たことありません。

なぜか? ODAと同じく「オン・デマンド」(ニーズのあるところに)じゃないからだ。「助けてくれ」というせっぱ詰まった声に対しちゃ「検討します」。それでいて、どういったルートから頼まれたのか解らないけれど、突如巨額の援助をしたりする。

以前、中越地震の際、移動用のクルマを借りるのにトヨタは考えなかった。「検討します」じゃ間に合わないからだ。その後、トヨタの社会貢献担当の人が変わったこともあり、話をしたら「無い方がいいですけど、次は協力します」と言われ少し救われたが、基本的に上手じゃないと思う。

同士塾の社会貢献は「オン・デマンド」になる。「手助けして欲しい」とか「困っている」という声を挙げて貰い、それに対しみんなで知恵と資金を出し合おうというもの。 



posted by 親方 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | この国の終わり方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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