考えて欲しい。サカナの平均末端価格は十分高い。こないだも訳あって50cmくらいのスズキを買ったら、1匹4800円だって! 日によっちゃ簡単に50匹くらい釣れるのに! ”漁”も同じ。
不漁の時の対応策こそないが、大漁の時にキチンと利益を上げておけばいいだけ。江戸時代なら「豊漁不況」という考え方もやむを得まい。されど今や『CAS』のような素晴らしい冷凍技術がある。
アジのような鮮度管理の難しいサカナでさえ数年間、新鮮な状態を保てるのだ。大漁上等でしょう! こういった技術や設備の導入に税金を使うなら解る。なのに道路と同じく、漁業関係の予算は港作り(さすが土建利権国家だ!)ばかり。
過去に極めて厳しい財政事情となった自動車メーカーもあるけれど、補助金を出せと言ったことなど無い。というか現時点でもディーラーや、ガソリンスタンド、修理工場など次々破綻してます。
何で漁師にだけ「補助金を出したらいい」と言い出すのか不明。大量の燃料を使う農業や、運輸業界だって死活問題です。それに比べれば漁業は猛烈に恵まれている。
だってフネに掛かる税金ゼロ。立派な港だってドンドン作ってくれ、オマケに駐船料だってタダ(趣味である釣りに使う個人のフネを追い払うのが漁協の仕事?)。漁業従事者達を「あんたらサカナ獲ってりゃいいんだよ!」みたいに考えず、キチンとしたビジネスモデルとして成り立つようにすべきです。
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